温熱療法
温熱療法とは
体全体や患部を温めることで、新陳代謝を促進して老廃物を除去し、
血液とリンパの流れをよくする物理療法を「温熱療法」といいます。
「体を温める」と健康になれる!」
あまりなじみのない温熱療法ですが、高温の岩盤に横になって体を熱するなどの民間療法などとは違い、がん細胞が高温に弱いという性質を利用した、れっきとした科学的な治療法になっています。
病院や治療院で行われる温熱療法には「ホットパック」「赤外線」「超短波」「マイクロ波」又、がん治療として、「ハイパーサーミア」などもあります。
最近では、熱単独の効果や免疫力を高める効果を期待して温熱療法が行なわれる様になってきました。
体を元気にするには「熱エネルギー」が必要で、それは体を温めることですべて解決します。
実際、温熱施術で冷えた部分をしっかり温めると、これまでつらかった不調が嘘のように楽になり、すごく元気になられます。
温熱療法の効果としては
- ・血行をよくする
- ・神経痛、筋肉痛の痛みの緩解
- ・筋肉のコリをほぐす
- ・筋肉の疲れをとる
- ・胃腸の働きを活発にする
- ・疲労回復
温熱療法はがん予防や治療にも
近年では、民間療法として、がん治療にも応用され、知られるようになってきました。
がん組織は正常組織に比べ、熱に弱いことが世界の科学者によって証明されています。
がんは、身体の表面から深い臓器に至るまでほとんどの組織にできる病気です。
しかし、がん組織は42.5℃以上の温度で死滅する事も解っています。
温泉や湯舟などでは、所定の温度(42.5°C以上)に高めることは不可能ですが、温熱療法ではセラミックによる遠赤効果を利用することによって加温が可能です。
温熱療法ではこの原理を利用して、“がん”細胞の温度だけを選択的に上昇させて、“がん”を死滅させてしまおうと考案された治療法です。
また、温熱をがん組織と正常組織に同時に加えても正常組織は血管が拡張して血流が増え、放熱しやすいが、がん組織はほとんど血管の拡張が無く、血流が少ないため、蓄熱しやすく、正常組織に比べ高い温度が保てます。
この特性に着目し、生まれた治療法が温熱療法です。
がん細胞は一般的に血流不足、酸素不足のため代謝が変わり乳酸がたまって酸性に傾き、 そのため熱に弱くなります。
がん細胞は相互に連絡が悪く、正常細胞のように高温に耐えられないので、死滅します。
温熱治療は正常組織にダメージを与えることなくがんの病巣のある領域を治療することができますので、従来見られるような副作用や後遺症などがなく、理想的な治療として注目されています。
慢性症状でお困りの方、お力になれると思います。
長年の痛み・不調でも絶対にあきらめず、当院にお越し下さい。