年間医療費は、1兆7,907億円。
年間死亡数は、9,567人。
高血圧の基準値は、この数十年の間に何度も変化してきました。
1987年には旧厚生省が「180/100」という診断基準を打ち出し
2000年には日本高血圧学会が「140/90」という厳しい基準を打ち出す
最近になって『血圧は130まで下げなきゃダメだ』って報道が出てきました。
現在、厚生労働省の「高血圧治療ガイドライン」によると、血圧の正常値は、上が130とされました。
そもそも血圧には個人差があり、一律に130以下を目標にすべきではないのでは?
ところで検診などで「血圧が高いですね。」と言われた経験のある方も多いのではないでしょうか?
そんなとき「血圧測定して血圧が高かったのだから自分は高血圧だ」と認識される方が案外多いようです。
時間のある方、短い動画ですが面白いので是非、ご覧ください。
新潟大学医学部名誉教授、医学博士の安保 徹先生の著書にもありますが、
キリンで例えると、心臓から2メートル上にある脳に血液を送るためには強力な心臓と、他の哺乳類の2倍の血圧が必要。
血圧が高くても(キリンのように)それに対抗できる強い血管があれば問題ないわけです。
つまり高血圧は血圧が高いから問題なのではなく、高い血圧で血管が障害されるから問題になるわけです。
緊張した時や運動した時の一時的な血圧の上昇は、それほど大きな問題にならないと考えていいのです。
血圧が上がって悪いのでしたら、スポーツ選手は全員が高血圧になってしまいます。
人体は38億年という気の遠くなるような年月の積み重ねによって少しずつ進化し、環境に適応してきた。
つまり、特効薬の力を借りずとも、自分の力で生き抜く「対応力」を身につけてきたのであり、その正体こそが免疫力である。と言う説です。
「血圧」とは何なのでしょうか?
血圧とは、「心臓から送り出された血液が動脈の内壁を押す力のこと」です。
血圧が上がっているとしたら、「上げる必要があるから上がっている」と理解するのが正論だと思います。。
同時に、それは身体が疲れているというメッセージであり、適度な運動と良質な睡眠で早疲れをしっかりとる必要があるという意味です。
血管にいい食べ物にタンパク質を含む食材、卵や大豆製品、牛乳、魚などがあります。
特に、DHAとEPAには、血管壁を柔らかくする働きがあります。
これにより血管壁が拡張しやすくなることで、血液がスムーズに流れ、
血圧を下げることができるといわれています。
生活が豊かになってせっかく寿命が伸びたのに、薬などに頼りすぎて病気を悪化させてはつまらない話です。
病気の成り立ち、真実の仕組みをご自身で理解し、実践的な健康生活を送りましょう。